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マイナス金利の衝撃

識者に聞く 日銀が混乱に拍車 河野龍太郎・BNPパリバ証券チーフエコノミスト

河野龍太郎氏=中村琢磨撮影

 年明け以降の国際金融市場の混乱の背景には、2大経済大国である米国と中国が自国経済のために最適な政策をとると、世界経済には大打撃を与えてしまうという問題がある。

 完全雇用に達した米国は、自国経済を安定的に成長させるため利上げに踏み切ったが、新興国から資金が流出し、新興国バブルや資源バブルは崩壊した。一方、過剰設備を抱える中国は、本来は通貨安によって輸出を増やすことが望ましいが、事実上ドルに固定されている人民元を大幅に切り下げれば、世界にデフレをまき散らしかねない。世界経済がこうした大きなジレンマを抱える中で、日銀はマイナス金利導入という追加の金融緩和を決めた。

 市場では一時、円安・株高が進んだが、すぐに反転した。日銀や欧州中央銀行(ECB)の金融緩和で円やユ…

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