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宮崎の遺跡で圧痕発見

縄文時代の土器から見つかったクロゴキブリの卵鞘とみられる圧痕=熊本大文学部小畑教授提供

 熊本大文学部の小畑弘己教授(56)=東北アジア先史学=は、宮崎市の本野原(もとのばる)遺跡から出土した縄文時代後期の土器からクロゴキブリの卵の圧痕を発見したと発表した。縄文時代の遺跡からゴキブリの痕跡が見つかったのは初めてとみられる。小畑教授は「日本のゴキブリの起源や当時の生活環境を知る一助になる」としている。【野呂賢治】

 小畑教授によると、圧痕が見つかったのは約4300年前と約4000年前の土器2点。土器の表面にある微細な穴にシリコンゴムを流し込んで型どりをする手法で、複数の卵が入った「卵鞘(らんしょう)」の跡を検出した。大きさや形状からクロゴキブリの卵鞘と判断した。

 クロゴキブリは中国南部が原産地とされているが、今回の発見は約4300年前以前に人の交流に伴って船に乗って中国から渡来した可能性や、もともと在来種だった可能性も示しているという。

 昆虫化石などに詳しい金城学院大の森勇一講師(67)=昆虫考古学=は「縄文時代からゴキブリが人に近いところで生息していたことを示す非常に重要な発見だ」と話した。

 本野原遺跡は西日本最大規模の縄文時代後期の集落遺跡で、大量の土器や装飾品などが出土している。

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