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子どもの貧困

堺市が食事無償提供する食堂を来年度設置へ

 堺市は、経済的な事情で食事が十分に取れない子どもたちに食事を無償提供する「子ども食堂」を来年度から設置するため、新年度当初予算案に500万円を計上した。民間団体から委託先を公募して夏にもスタートさせ、月1回以上開設する。市によると、民間団体による取り組みは全国で広がっているが、自治体が予算を組んで実施するのは珍しいという。

     首都圏の33の子ども食堂運営団体が加盟する「こども食堂ネットワーク」(東京都)の事務局は「自治体が子ども食堂を開設する例は聞いたことがない」と話している。

     2012年の国民生活基礎調査によると、17歳以下の貧困率は16・3%で、子どもの貧困や孤食は全国的に問題になっている。

     堺市は子ども食堂を平日の夕方に地域会館などで開き、中高生までの子どもには無償で提供、大人には実費の約300円を払ってもらうことを検討している。学生ボランティアらと連携し、食事だけでなく宿題などの学習支援も視野に入れている。

     初年度は孤食や貧困の実態を探り、再来年度以降は市が運営費の全額を負担するのか、民間団体の活動費の一部に補助を出すのかなど実施方法を検討する。

     堺市子ども企画課は「食を切り口にして、子どもの貧困問題の解決に向けた取り組みに生かしたい」と話している。【椋田佳代】

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