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中教審

ペーパーレス化へ 資料や説明、事前にメールで

 文部科学相の諮問機関「中央教育審議会」(中教審)は、ペーパーレス化に取り組むことを決めた。「政府の審議会の中で最も多い」ともいわれる膨大な紙資料が毎回配られ、事務局である文科省からの説明時間も長いため、一部の委員から不満の声が出ていた。

     中教審の総会は、文科相からの諮問に対する答申をまとめる全体会議で、1〜2カ月に1回開かれる。各分科会の審議結果をまとめた紙資料が毎回配られるため、資料の厚さが数センチにもなり、その説明が会議時間(約2時間)の半分近くを占めることも珍しくない。ある委員は「役人は会議資料を作るための残業に追われている」と指摘していた。

     ペーパーレス化は、昨年2月に委員となった小室淑恵ワーク・ライフバランス社長の提案がきっかけ。昨年12月の総会で紙が多すぎて議論の時間が短いとし、「学校で『アクティブ・ラーニング』(討論を中心とした授業)を推進しようと発信する場が、アクティブ(能動的)になっていない」と訴えた。

     今月10日の総会でペーパーレス化の方針を正式に決定。文科省は、次回の総会から開催日の約1週間前に、資料やその説明を委員にメールで送り、総会では論点を中心とした説明にとどめることを心がけるという。今後は毎回100人に上る傍聴者への資料提供も簡略化するという。【三木陽介】

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