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「ガリレオに並ぶ成果」…25年追い続け

重力波が発生する仕組み

 物理学の歴史に新たな一ページを書き加える「重力波」の初観測に、世界中の研究者が沸いた。物理学者アインシュタインの100年前からの「最後の宿題」が実証され、観測一番乗りを果たした米国中心の国際研究チーム「LIGO(ライゴ)」のみならず、日本を含めたライバルの研究者たちも、いまだ残る宇宙の謎の解明に胸を膨らませる。

 【ワシントン和田浩明】「我々は、重力波を、検出しました。やりました!」。LIGO(ライゴ)責任者の物理学者デビッド・ライツさん(55)が、一言ずつかみしめるように語る。ワシントンの記者会見場に、大きな拍手と歓声が響いた。アインシュタインが予言した重力波の存在を科学者1000人以上が、LIGO計画の本格スタートから25年にわたり追い続け、ついに確認したのだ。

 喜びは大きかった。同計画に参加した研究者らは発表のため壇上に上がるたび、抱き合って成果をたたえ合い、そのつど拍手が湧き起こった。記者や関係者が詰めかけたため会場に入りきれず、別室でも会見が生中継された。担当者によると、オンラインでは9万人が視聴したという。

 ライツさんは「重力波による宇宙観測という、新しい窓を開いた。400年前のガリレオによる望遠鏡を使った観測の開始と同様に重要だと思う」と成果を強調した。研究チームの広報担当科学者、ガブリエラ・ゴンザレスさんが観測データを音に変換した「重力波の音」を披露すると、会場は一気に静まった。「ザー」という背景音の中に「ヒュッ」というやわらかい音が混じる。「さえずりが聞こえましたか?」。固唾(かたず)をのんで聴き入る聴衆に、ゴンザレスさんが問いかけた。その表情は、誇りと笑みに満ちていた。

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