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NATO

難民監視へ 密航抑止 トルコ・ギリシャと共同

 【ブリュッセル斎藤義彦】北大西洋条約機構(NATO)は11日の国防相会議で、トルコからエーゲ海経由でギリシャに渡る難民流入を監視することで合意した。密航情報を収集しトルコ、ギリシャ当局と共有。領海を巡り対立するトルコとギリシャの連絡役となる。密航船が沈没した場合は救出してトルコに送り返し、密航抑止を図る。

     また、NATOは過激派組織「イスラム国」(IS)を空爆する米主導の「有志連合」に空中警戒管制機(AWACS)を提供することで合意した。米国の要請に応じた。NATO加盟国の大半は既に有志連合に参加しているが、NATOが加わることで欧米がこぞって関与する政治的なメッセージとする。

     難民監視については、ドイツとトルコがギリシャの同意を得て行った共同提案が承認された。デンマークが艦船を派遣する用意を表明。他の加盟国も参加する可能性がある。

     トルコとギリシャは領海を巡って対立関係にあり、両国が加盟するNATOが調整役を果たす。NATOが難破した密航船から救出した難民をトルコ側に渡すことについて、NATO高官は密航が失敗するとのメッセージを違法なブローカーに送り、密航を抑止する狙いがあるとした。

     現在、シリア内戦からトルコを防衛するためNATOはドイツの指揮下でエーゲ海に常時3隻の軍艦を派遣しており、これを活用する。難民監視に常時5〜7隻を派遣することを目指す。NATO軍幹部が詳細を詰める。

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