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民話で世代つなぎたい 愛媛・愛南

原画のコピーを手に「紙芝居が内海を見つめ直すきっかけになれば」と話す放送部の生徒たち=愛媛県愛南町の県立南宇和高で

 愛媛県愛南町内海地区(旧内海村)の住民らが、地区で語り継がれてきた民話を題材に「デジタル紙芝居」の製作に取り組んでいる。動画投稿サイト「ユーチューブ」で一部作品の公開を始めたほか、今月中にDVD80枚を地区の保育所や小学校などに配る。編集長の金田孝一さん(62)=同町平碆=は「昔話の中に織り込まれた生きるための教訓や知恵を、若い人に伝えていきたい」と期待を込める。【橘建吾】

     元内海公民館長の金田さんら町づくりに取り組む有志5人が「古里の文化遺産を後世に」と、町から補助金を受けて昨年7月「うちうみの民話デジタル紙芝居制作プロジェクト」をスタートさせた。

     それぞれの物語は、内海地区全8集落の民話を集めた冊子「おっとろっしゃ(南予の方言で「驚いた」の意)うちうみ」に掲載された話が原作。ユーチューブで公開されている「大猿島と小猿島」は、由良半島の端にある実在の島々が舞台。遊んでいた小猿が岩場から海に落ち、親猿が後を追って海に身を投じるという物語で、親子の化身が島になったとしている。

     ディスプレーの中で、通常の紙芝居同様、ナレーションに合わせて絵が切り替わる。製作に際しては、メンバーが色鉛筆で温かみのある絵を描き、町内の映像製作会社が音楽などを付けて仕上げた。

     ナレーションは地元の県立南宇和高(同町御荘平城)放送部8人に依頼した。2年の中村芽(めい)さん(17)は「地名のアクセントが普段の言葉と違って難しかった」。三堂(みどう)真由子さん(17)は「自分たちの住む町に民話があることに驚いた」と振り返る。

     来年度以降も年4〜5作品のペースで編集してデジタル化し、順次ユーチューブやDVDで公開する。メンバーの河野とき子さん(64)=同町柏=は「年配の人から子供まで、世代をつなぐきっかけになれば。ナレーションの高校生や紙芝居を見た子供たちが地元に愛着を持ち、将来の町づくりを担ってくれれば」と話している。

     問い合わせは内海公民館(0895・85・1021)。

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