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【ワシントン西田進一郎】米国防総省は12日、北朝鮮の軍事力に関する年次報告書を公表した。北朝鮮は米国に直接的な脅威を与える能力を持つ核弾頭搭載の長距離ミサイル開発に傾倒していると指摘。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射装置を保有していると初めて言及し、警戒感を示した。移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)「KN08」について、米国の大部分に到達する能力を持つとの見方を示したが、兵器の信頼性は低いと分析した。
報告書は議会への提出が義務づけられており、今回が3回目となる。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記については「過去1年間で権力基盤を固めた」と指摘。金体制は、核・ミサイル開発が中国の怒りを買うことを意識しながらも、「中国は地域の安定維持を優先し、北朝鮮への厳しい圧力や外交・経済関係の断絶は控えると考えている可能性が高い」と分析した。
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