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仮想空間で廃炉訓練…立体映像で建屋再現

原子炉建屋内での作業訓練などのために作られたバーチャルリアリティシステム=福島県楢葉町で2016年1月26日、小川昌宏撮影

 東京電力福島第1原発の原子炉建屋内を立体的な映像で再現した空間で、廃炉作業を体験できる「バーチャルリアリティシステム」が、今年4月から日本原子力研究開発機構の楢葉遠隔技術開発センター(福島県楢葉町)で本格稼働する。30〜40年かかるとされる廃炉計画の立案や、作業員の訓練に役立てるのが狙い。

 大型スクリーン(高さ3.6メートル)に、原子炉建屋内の様子を映し出し、専用の眼鏡をかけると立体的に見える。映像は、設計時のデータに加え、原発事故後に東電がロボットで調べたデータに基づいて作成された。

 暗闇でライトを照らしながら大小の配管が張り巡らされた空間や、階段を歩く体験もできる。スクリーン上部には、放射線量や時間も表示され、作業中に浴びた積算量を確認できる。同センターの担当者は「作業員が事前に仮想空間で訓練できれば、実際の現場での作業がスムーズになると期待できる」と話す。【足立旬子】

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