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トヨタ労組

ベア平均3000円、定昇7300円要求決定

 トヨタ自動車労働組合(組合員約6万8000人)は12日、今春闘の要求を正式に決定した。賃金の底上げにつながるベースアップ(ベア)に相当する「賃金制度改善分」は組合員平均で月3000円、定期昇給に当たる「賃金制度維持分」は同7300円を求める。ベア要求は3年連続だ。年間一時金(ボーナス)は月給の7.1カ月分を求める。17日に会社側に提出する。

     愛知県豊田市で記者会見した鶴岡光行委員長は「デフレ脱却、経済好循環に向けた取り組みが必要だ。強く交渉を進める上で『3000円』を導き出した」と説明した。

     同労組は15年春闘でベア6000円を要求し、4000円で妥結している。今回の要求水準は前年の半分だが、中小を含むトヨタグループ全体の賃金格差の是正などにも配慮し、各社が要求しやすい水準にしたとしている。

     一方、トヨタは16年3月期連結決算で過去最高益となる見通しのため、業績などと連動する一時金は前年(6.8カ月)よりも要求を上げた。現在の組合員平均の賃金から試算すると、250万円程度になる。また、非正規の期間従業員の日額150円の賃上げを目指す方針も盛り込んだ。

     今春闘の方針について経営側は「組合と会社が働き方の在り方を含めて議論を尽くしたい」(幹部)としている。最近は急激な円高が進み、業績悪化が懸念されており、鶴岡委員長は「厳しい交渉になると感じるが、この1年の頑張りを会社に訴えたい」と強調した。【竹地広憲】

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