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法王と露正教会総主教 11世紀以来の会談へ

 【ローマ福島良典】キリスト教カトリック教会の頂点に立つフランシスコ・ローマ法王(79)が12日、キューバ、メキシコ歴訪に出発した。キューバの首都ハバナで12日午後(日本時間13日未明)、東方正教会の最大勢力であるロシア正教会のトップ、キリル・モスクワ総主教(69)と会談する。両者は中東で過激派組織「イスラム国」(IS)に迫害されているキリスト教徒の保護で共同歩調を打ち出す。

     キリスト教は11世紀に西のカトリックと東の正教会に分裂。法王がロシア正教会のモスクワ総主教と会談するのは初めて。だが、今会談の主要議題は東西教会の統一ではなく、シリア内戦への対応など「世界情勢での協力」(カトリックのカスパー枢機卿)だ。

     シリアやイラクではキリスト教徒がISに迫害されており、カトリックと正教会は共に懸念を深めている。アサド・シリア大統領の後ろ盾であるプーチン露大統領は欧米から批判を浴びているが、法王はロシア寄りの立場を取っている。総主教はプーチン氏と親密な関係にあり、ロシア正教会は政権の方針を全面的に支持している。

     ウクライナ情勢に関しても法王は欧米首脳と異なり、ロシアの介入を非難していない。シリア内戦やウクライナ情勢を巡り国際社会で孤立を深めるプーチン氏にとって、今回の会談は孤立状態の打開に向けた好材料になりそうだ。

     バチカン側は当初、欧州での会談を提案していたが、ロシアと友好関係にあるカトリック国キューバが会談場所に選ばれた。キューバと米国の雪解けを法王が仲介したこともプラスに働いた。

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