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「14カ月予算」案を発表

 福岡県は15日、2016年度一般会計当初予算案と、15年度2月補正予算案を発表した。22日開会の県議会に提案し、「14カ月予算」として一体的に運用する方針。両予算案には、農林水産業の競争力強化や県特産の高級イチゴ「あまおう」の米国市場開拓など、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の承認・発効に備えるための新規事業計13件の関連予算41億4800万円を盛り込んだ。

     TPPを巡っては、関税率10%以上で、国内生産額10億円以上の農林水産物33品目に関する影響を政府が試算したところ、全国で最大約2100億円生産額が減少する。県は、関税撤廃を見据えた「攻めの農業」に取り組むため、あまおうの輸出拡大の可能性に着目した。

     あまおうは、高級ブランドとして香港を中心にアジアで人気があり、14年度は約85トン輸出された。補正予算案では、ニューヨークなど大都市消費者の好みの把握や物流費の検証など、米国輸出に向けた調査費用として340万円を計上。さらに、ベトナムなどアジア向け水産物輸出に関する調査費用180万円も確保した。

     TPP関連としてはほかに、一般会計当初予算案に(1)米や麦のコスト削減と生産拡大に向けた機械導入費として4200万円(2)果樹の優良品種への入れ替え助成費として5000万円−−などを盛り込んだ。

     一般会計当初予算案の総額は過去最大の1兆8026億円で、補正予算案は221億円。【門田陽介】

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