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空港や港湾で水際対策 入国者の体温チェック

ジカウイルスの流行を受けて始まった入国者への注意喚起=成田空港で2016年2月15日午前10時9分、山本晋撮影

 中南米などで流行しているジカ熱に感染した人の入国を防ぐため、全国の空港や港湾の110検疫所で15日、サーモグラフィーなどによる水際対策が始まった。

 政府がジカ熱を検疫法の指定感染症に追加し、検疫所が感染の疑いがある人を検査できるようになったことを受けた措置。この日、成田空港第2旅客ターミナルビルでは、厚生労働省成田空港検疫所の職員がサーモグラフィーを使って入国者の体温を次々にチェックしていた。

 異常者が見つかった場合は、渡航先で蚊に刺されたことがなかったかどうかなどを聞き取り、血液検査で感染の有無を診断する。同検疫所の高梨善雄空港検疫管理官は「ジカ熱は比較的熱が低く見つけにくい。気になる人は積極的に申告をしてほしい」と話した。

 ジカ熱は、妊婦が感染すると脳の発育が不十分な「小頭症」の子が出生する可能性があると指摘され、厚労省や外務省が渡航者に注意を呼びかけている。今後は、ウイルス検査キットを地方衛生研究所などにも配布し、水際をすり抜けた感染の発見にも力を入れる。【渡辺暢】

福岡空港でも

 福岡空港(福岡市博多区)でもこの日、検疫が始まった。体温が高い入国者について、検疫官が発疹などジカ熱特有の症状がないかどうか調べるという。【尾垣和幸】

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