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ICT教育進める小豆島 読書活動と両立、香川・町立土庄小学校の取り組み

毎日新聞のビューアーを見ながら「毎日新聞クイズ」の答え合わせをする子どもたち
昼休み、学校図書館には本を借りる子どもたちの長い列ができた
朝の授業前、各教室に入って読み聞かせをするボランティア

 瀬戸内海に浮かぶ小豆島−−というと、壺井栄の「二十四の瞳」に登場する“岬の分教場”がイメージされそうだが、香川県土庄(とのしょう)町立土庄小学校(赤谷忠校長)は2015年4月に同町内の4小学校が合併して誕生した。3年3組の岡亨教諭(58)は、東京学芸大の「デジ読評価プロジェクト」の実践研究を始めて4年目で、毎日新聞社の記事検索ソフト「毎索(まいさく)」などを使った情報通信技術(ICT)教育をしている。また同校は読書活動も盛んで、新聞と書籍を両輪とした教育がその特徴だ。

     ●記事検索ソフトも活用

     岡教諭は、子どもたちの「なぜ」を掘り起こし、解決の筋道を教えるには、パソコンやタブレットなどのICT機器の活用が欠かせないと考えている。こうした「なぜ」「どうして?」に応えるのは、学校図書館の役割でもある。

     校庭の南に海が広がる土庄小を訪れた。3年3組の30人は、2日後に迫った「学習発表会」の準備中だった。5班に分かれ、それぞれがICTを活用した出し物を用意していた。低学年向けに発表をする班は「はらぺこあおむし」を素材に、タブレットで読める物語や大型絵本などを用意し、読み聞かせをしていた。

     別の班は「毎日新聞クイズ」のコーナーで、毎日新聞を読んで自分たちで考えたクイズを50問作成。「ラグビーの1チームは何人でしょう?」「毎日新聞に、まちがいさがしがある? ない?」といった問題を作っていた。その正解を「毎小デジタル」や「毎索」といったアプリやソフトを使って探す。折り紙の折り方をパソコン画面で示す「かんたんおりがみ」を使う班、凸版印刷の「タブレットドリルアプリ『やるKey』」を使った算数に挑戦する班もあった。

     ●図書、バーコードで管理

     毎週木曜日の朝は、全教室一斉にボランティアが入り読み聞かせをする。同小には42人で組織する「学校図書館ボランティア」(長谷川美江会長)があり、この日は長谷川さんのほかPTA会長の諸石正宣さん、町の図書館に勤める木下明子さんら教室の数と同じ18人が学校を訪れた。

     昼休み。大勢の子どもが学校図書館を訪れる。貸し借りのバーコードを読み取るのは図書委員会の5、6年生の仕事。この日は昼休みだけで貸し出し113冊、返却115冊を数えた。【須藤晃】


    デジ読評価プロジェクト

     文部科学省の経費で運営している研究プロジェクトで、デジタル媒体の読解力向上のため、教科書に連携したデジタル教材、新聞社が開発した検索ソフトなどを現場の教師に使ってもらい評価を受ける。また、学校図書館のメディアセンターとしての機能を強化するため、学校図書館のデジタル対応を進める狙いもある。

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