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病院空爆で7人死亡8人不明 国境なき医師団被害

破壊された「国境なき医師団」が支援する病院としてソーシャルメディアで流れた映像=ロイター

 【カイロ秋山信一、ニューヨーク草野和彦】国際医療支援団体「国境なき医師団」(MSF)は15日、シリア北西部イドリブ県でMSFが支援する病院が攻撃を受け、7人が死亡、8人が行方不明になったと発表した。イドリブ県は反体制派の支配地域で、敵対する政府軍やロシア軍による攻撃の可能性が高い。MSFは「意図的な攻撃だ」と非難した。

 米国のライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は「アサド政権とその支援者による攻撃のようだ」と指摘し、シリア政府やロシアによる空爆は停戦合意に反すると批判。ロシアが働きかければアサド政権は戦闘行動を中止するはずだと明言し、「建設的な貢献」をロシアに求めた。

 一方、国連のハク事務総長副報道官は15日、イドリブ県と隣接するアレッポ県で「少なくとも5医療機関と二つの学校がミサイル攻撃を受け、50人近くの市民が死亡したとの情報がある」と指摘。「こうした攻撃は明らかな国際法違反だ」と批判した。

 国連児童基金(ユニセフ)によると、攻撃された医療機関のうち二つはユニセフが支援している。そのうち一つは母子が対象の病院で、複数の子供が死亡した。二つの学校への攻撃では、子供6人が死亡したとの情報があるという。

 MSFの病院は15日朝に4発の砲撃を受け、患者5人、スタッフ1人、警備員1人が死亡した。行方不明になったスタッフ8人も死亡した可能性が高いという。MSFは「攻撃で、地域住民約4万人が医療サービスを失った」と表明した。

 MSFが支援する病院は昨年10月、アフガニスタンで米軍に空爆された。同10月と今年1月にはイエメンでも空爆され、サウジアラビアが主導する連合軍の関与が指摘されている。MSFは、国際人道法の違反行為などを調査する「国際事実調査委員会」による調査を要請している。

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