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BOOWYメンバーも来店の老舗、閉店へ 高崎

エレキギターを手に、常連客と店の思い出を語り合う赤羽正幸さん(右)と妻洋子さん(中央)=群馬県高崎市で

 伝説のロックバンド「BOOWY」(解散)メンバーも来店した群馬県高崎市あら町の老舗楽器・レコード店「赤羽楽器」が2月末で店を閉じる。3代目社長の赤羽正幸さん(72)が後継者不在と体調不良を理由に決断した。これで高崎中心商店街から「レコード店」が姿を消す。【増田勝彦】

     赤羽さんによると、1912(大正元)年、国産機の製作が始まった蓄音機の修理とレコード販売の店として、祖父の若市さんが開業。戦前は旧陸軍の高崎歩兵第15連隊の兵士も休日にレコードを求めて来店したという。

     赤羽さんは67年に父四郎さんから店を引き継いだ。エレキギターブームで連日、多くの若者が来店。高崎市出身のBOOWYメンバー、布袋寅泰さん(54)や松井常松さん(55)もデビュー前に店を訪れた。才能あふれる絵画や詩を残し17歳で早世した山田かまち(1960〜77年)もギターを買ったという。

     また、中南米音楽で使われる縦笛「ケーナ」を製作して販売。正幸さん自身も25年前に音楽グループ「ロス・アンデス」を結成して活動を続けている。

     レコードは80年代後半からCDに変わり、レンタル店の増加やインターネット販売で店に来る若者はめっきり減った。10店近くあった中心商店街のレコード店も減り続け、ダウンロードによる楽曲販売が主流となった今、営業を続けるのは赤羽楽器だけとなっていた。

     赤羽さんは数年前から体調が万全でなくなり、後継者のメドも立たないことから閉店を決断した。「多くの客さんに残念だと言われ、文化的な仕事をしてきたのだと実感している」と話す。

     閉店セールで楽器などを6〜8割引き、カラオケテープを3割引きで販売中。楽器の修理やケーナの製造・販売は閉店後も続ける。赤羽楽器(027・322・4497)。

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