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同僚らと打ち合わせする前田義男さん(手前右端)。「特別扱いではなく、普通に接してもらえるのが一番うれしい」と話す=東京都港区で、野村房代撮影

 同性愛者や性同一性障害者などの「LGBT」は、偏見や差別を恐れてカミングアウトできない人が多く、特に職場に明かしている当事者は少ない。求職時や働く上でさまざまな困難を抱えるLGBTに対し、福利厚生制度の拡充などに積極的に取り組む企業も出てきている。

 ●「求職時に困難」

 LGBTとは、レズビアン(L=女性の同性愛者)▽ゲイ(G=男性の同性愛者)▽バイセクシュアル(B=両性愛者)▽トランスジェンダー(T=生まれた時の体の性と心の性が一致しない人)−−といった性的少数者の総称。NPO法人「虹色ダイバーシティ」(大阪市)などが昨年、国内で働いたことのある約2100人に行ったインターネット調査によると、LGBT当事者がカミングアウトしている対象は友達84%、家族47%に対し、職場は34%と少なかった。またLGBの40%、Tの69%が「求職時に困難を感じた」と答えた。

 東京都内のIT企業「リブゲート」に勤める前田義男さん(34)=仮名=はトランスジェンダー(FTM)…

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