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船尾修さんの写真集「フィリピン残留日本人」

第25回林忠彦賞を受賞する船尾修さん=周南市美術博物館提供

 戦後を代表する写真家、林忠彦(1918〜90年)の精神を受け継ぐ写真家を発掘する第25回林忠彦賞に、大分県日出町の写真家、船尾修さん(55)の写真集「フィリピン残留日本人」が決まった。林の出身地・山口県周南市の市文化振興財団が17日、発表した。

     受賞作は戦前、フィリピンに移住した日本人と現地女性の間に生まれた日系2世たちの肖像を写しとった。戦後の強い反日感情の中、出自を隠しフィリピン人として生きてきた。約60人とインタビューを重ね、戦後70年の昨年12月に出版した。

     船尾さんは「日本国籍を取り戻そうと願ってもかなえられずにいる2世が数多くいる。この問題が前進してほしい」と話している。船尾さんは神戸市出身、筑波大卒。2001年に大分県に移住した。

     授賞式は4月15日、東京都で開かれる。記念写真展は4月15〜21日、東京都港区の富士フイルムフォトサロン▽5月6〜15日、周南市美術博物館▽11月27日〜12月12日、北海道東川町の町文化ギャラリー。【大山典男】

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