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乗り継ぎ懸念 在来線、IC乗車券非対応

新函館北斗駅に入線したH5系車両=北海道北斗市で、森健太郎撮影

 3月26日開業の北海道新幹線で、本州方面からの終着駅・新函館北斗からJR北海道の在来線への乗り継ぎに懸念が浮上している。JR東日本のICカード「Suica(スイカ)」機能のあるスマートフォンの「モバイルスイカ特急券」なら新幹線料金は割安になるが、在来線はIC非対応というちぐはぐさのためだ。乗車券がない乗客が券売機に並ぶ事態も想定され、JR側は「乗り継ぎ先までの乗車券を事前に購入して」と呼び掛ける。

     北海道新幹線を運行するJR北は、インターネットで購入できる新幹線割引切符を設定。さらにJR東のモバイルスイカで購入できる割引料金を設け、直通する東北新幹線経由で東京から紙の切符なしに新函館北斗まで乗車できる。

     しかしJR北の在来線は、札幌近郊以外ではIC非対応。このため新函館北斗から在来線に乗り継ぐ場合、モバイルスイカやICカードは使えず、紙の乗車券が必要になる。

     新幹線の定員は731人で、現在の在来線特急の約350人から倍増。乗り継ぎ時間は最短で10分で、乗車券がない乗客が多ければ、改札内に2台しかない券売機の混雑で混乱する可能性もある。

     一方、新函館北斗には地上1階に在来線ホームと新幹線ホームが2面ずつあり、在来線から新幹線に乗り継ぐ場合は基本的に階段を使わない「平面移動」が可能だ。しかし、逆の新幹線から在来線への乗り継ぎでは階段を使う必要があり、やはり時間がかかることが予想される。

     鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは「新函館北斗に到着した人の多くは在来線に乗り継ぐと考えられ、開業当初や繁忙期は券売機が混雑する可能性がある」と指摘。函館商工会議所新幹線函館開業対策室の永沢大樹室長は「顧客目線に立てばJR北は、新函館北斗周辺の道南地域でもIC対応とするなど改善の余地がある」と話す。

     JR北は「安全投資を最優先しており、道南地域でIC対応の予定は今のところない。仮に、新函館北斗到着後に在来線の切符を購入しても、乗り継ぎが間に合うことは確認している」としている。【小川祐希】

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