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警備1万人…パリテロ念頭、過去最大

今年1月17日にはフィニッシュ地点で不審者を警察犬が捕まえるなどの訓練が行われた=東京マラソン財団提供
昨年の東京マラソンで 東京都庁前を一斉にスタートするランナー=東京都新宿区で2015年2月22日午前(代表撮影)

28日号砲

 10回目の記念大会で史上最多の約3万7000人が参加する東京マラソンが28日、厳戒態勢で開催される。主催者の東京マラソン財団によると、昨年11月にフランスで発生したパリ同時多発テロで、郊外のサッカー競技場が狙われたことなどを踏まえ、警備人員は警視庁と主催者側を合わせて1万人超と過去最大規模になる見通し。2020年東京五輪・パラリンピックを4年後に控え、ランナーや観客に対する安全対策も問われる。【新井隆一】

    ドローン検知し迎撃・捕獲/ランニングポリスを増員

     今夏のリオデジャネイロ五輪の男子代表選考会も兼ねる今大会は、臨海部の東京ビッグサイト(東京都江東区)のフィニッシュ地点が展示場増築工事に伴い、従来より海側に少し移動してスペースも広がる。このため、東京マラソン財団はフィニッシュ地点の警備を重視。小型無人機「ドローン」の接近を検知する技術を導入し、海上などから不正侵入があった場合、警視庁の迎撃ドローン部隊と連携して捕獲する。また、係留型の飛行船を上げ、上空からの監視カメラも投入する。

     1月にはフィニッシュ地点で本番を想定した訓練も実施。手荷物検査場で検査を拒んだ不審者を警察犬が捕まえるなどの訓練が行われた。

     コースでは警視庁が昨年から、小型カメラを頭に装着した警察官がリレー形式で走り、コース内の映像を本部に送信する「ランニングポリス」を導入。今年は昨年の64人から90人に増員される。さらに今回は東京マラソン財団が沿道の各所に配置する巡回警備員約20人にも同様に小型カメラを装着させ、リアルタイムの映像監視を行う。

     スタート地点では、参加ランナーの一部に顔認証システムによる入場チェックも行う。東京マラソンは定員の10倍超の参加応募があるなど人気が高く、過去に出走権利が売買されるケースもあった。顔認証でなりすましを防ぎ、事件・事故が起きた場合に本人確認ができるようにする。また、コース各所を確認する監視カメラも21台から約30台、スタート・フィニッシュ地点の金属探知機も50台から60台に増やす。

     前回大会に引き続き、参加者のペットボトルや水筒などの持ち込みは禁止。給水が不可欠なマラソンでは異例の措置だが、東京マラソン財団の手塚雅之事務局長は「液体の爆発物もある。安全対策上、給水は主催者で用意する」と理解を求める。一方、前回は持ち込みが制限された傘や冷却用スプレーは参加者からの要望を考慮し、条件を一部緩和するという。

     近年はマラソンブームなどで市民の関心も高く、東京マラソンも150万〜160万人の沿道の観客が予想される。一方で、コースは全長42.195キロもあり、警備は極めて難しい。13年はボストン・マラソン(米国)で連続爆破テロも発生した。手塚事務局長は「以前は雑踏警備が主体で、スポーツはテロと縁遠いものと思っていたが、ボストン・マラソンの事件以降は何でも起こる世界になっている」と警戒を強めている。

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