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「ワトソン」日本語版スタート 大手銀など導入

 日本IBMとソフトバンクは18日、IBMの人工知能(AI)ワトソンの日本語版サービスを開始したと発表した。ワトソンは大量のデータを「学び」「分析し」「判断し」「伝える」という人間に似た能力を持つ最先端のシステム。三菱東京UFJ銀行や製薬大手の第一三共などが顧客対応や研究開発分野で導入することを表明するなど、すでに約150社が導入を検討中。さまざまな事業やサービスへの活用が広がっていきそうだ。

     ワトソンはIBMが07年ごろから開発してきた質問応答システムで、言葉の趣旨を理解する能力の高さが特徴。システムに入力された膨大なデータの傾向を分析し、回答の選択肢を選び、優先度をつけて回答を示す能力がある。例えば「手をたたく」という同じ表現が、注意を促したのか、拍手をしたのか、感心したのかを前後の文脈から判断する。2011年に米クイズ番組で人間のチャンピオンを破り、有名になった。

     英語圏ではすでに金融、医療、メーカー、研究機関などの幅広い業種で、コールセンターや研究開発支援などに活用されている。日本でも三井住友銀行やかんぽ生命が昨年、文脈を理解する機能のない「簡易版」ワトソンを導入していた。

     今回の日本語版サービスでは、利用者の質問の意図を理解する精度が向上し、顧客対応などでの実用性が高まるという。三菱東京UFJは同日、無料通信アプリ「LINE」の同行問い合わせシステムにワトソンを導入。将来的にはワトソンを人型ロボットに搭載し、資産運用相談など顧客対応に活用することも想定している。第一三共は製薬の研究開発支援システムとして活用することを検討。開発期間の短縮や成功率の向上につながる可能性があるという。【中井正裕】

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