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ソバの実8粒混入で4500食廃棄 愛媛

ソバの実

 松山市の桑原学校給食共同調理場(畑寺町)で18日調理されたポークビーンズ約4500食が「食物アレルギーの原因となるソバの実が混入した可能性を排除できない」として廃棄され、道後小など7小中学校の児童・生徒は主菜抜きの給食となった。市教委保健体育課によると、異物混入の可能性により給食の一部を提供しなかったのは初めてという。

     同課によると、18日午前、久枝学校給食共同調理場(西長戸町)の調理員が、市内の業者から仕入れた大豆約50キロの中にソバの実8粒が混入しているのを見つけた。桑原調理場でも大豆約85キロを同じ業者から仕入れており、既にポークビーンズを調理中だった。事前確認では見つかっていなかったが、混入の可能性を完全には否定しきれなかったため、トラブル防止の観点から提供を止めた。7小中のこの日の給食は、パンと牛乳、海藻サラダ、イチゴだけだった。

     各保護者には、重谷治課長名の「ポークビーンズは食材調達の都合上から提供できず、おわびいたします」との文書が配られた。ソバの実が混入した理由は、現時点では不明。

     札幌市では1988年、小6男児がそばを食べてアレルギー反応を起こし、帰宅途中に嘔吐(おうと)物を詰まらせて死亡した例がある。

     松山市教委は2003年度以降、給食でそば提供をしていない。各校は、児童・生徒がどの食品に対してアレルギーがあるかを年度当初に書面で確認しているが、そばは給食で出していないため、調査対象にしていない。

     子供2人が道後小に通う母親(40)は「対応は仕方ないかもしれないが、主菜抜きで必要なカロリーが足りず、子供たちは可哀そうだったと思う。理由はもう少し具体的に説明してほしかった」と話す。

     食物アレルギーに詳しい近畿大農学部の森山達哉教授(食品分子機能学)は「そばは、人によってはごく微量でも激しいショック症状を引き起こす。混入の可能性があるならば、市教委の判断は妥当では」と話している。【伝田賢史】

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