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少年兵が急増 1年で89人死亡 39%自爆

 【ワシントン和田浩明】イラクとシリアで活動する過激派組織「イスラム国」(IS)の少年兵の死者数が、2015年1月からの13カ月で89人に上ることが、米ジョージア州立大の研究者らの調査で明らかになった。在英の反体制派組織による調査より倍以上多い期間もあり、研究者らは「ISによる子供の動員は、前例のないペースで増えている」と指摘している。

     調査は同大のミア・ブルーム教授らが実施し米陸軍士官学校テロ戦闘センターの機関誌2月号に掲載された。それによると、ISが死亡を公表した18歳以下とみられる少年兵らの写真や個人データをインターネット上で収集し、データベース化して死亡時の状況などを調べた。

     死因別では、89人のうち39%は自動車爆弾による自爆攻撃で、33%は銃撃戦などだった。死亡地域は51%がイラク、36%がシリアだった。推定年齢は約60%が「思春期」(12〜16歳)で「思春期前」(8〜12歳)も6%いた。

     ブルーム教授らは、ISの少年兵の死者数がこれまでの推計より多いとの分析も示している。シリア内戦での犠牲者数などを集計している在英の組織「シリア人権ネットワーク」の調査では、15年1〜7月の少年兵の死亡は8人だった。しかし、今回の調査では同期間に少なくとも21人が死亡していることが判明したという。

     自爆テロ攻撃で死亡した少年兵の死者数は、15年1月に6人だったが同年11月以降は11〜14人で推移。研究者らは「ISによる子ども、若者の徴用は加速している」と指摘した。

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