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トランプ氏、指名獲得へ前進 南部初戦で勝利

 【コロンビア(米南部サウスカロライナ州)西田進一郎】20日の共和党サウスカロライナ州予備選で、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が保守的な南部で初戦をつかみ、指名獲得に向け大きく前進した。対抗勢力では、保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)をかわしたマルコ・ルビオ上院議員(44)が主流派を糾合して対抗軸を作ることができるかが焦点だ。

     「(次の)ネバダ州、(3月1日の)スーパーチューズデーでも大きな勝利を収め、終わらせよう」。トランプ氏は勝利演説で、サウスカロライナ州で勝った勢いを維持し、10以上の州で予備選・党員集会が開かれるスーパーチューズデーで指名獲得にめどを付けたい考えを示した。

     サウスカロライナ州は黒人や保守的なキリスト教福音派が多い。トランプ氏はリベラルな北東部ニューハンプシャー州で勝っており、リベラルと保守両方の州で勝利できることを証明したことになる。

     出口調査では、連邦政府に不満や怒りを感じると答えた投票者は92%に上った。「共和党に裏切られたと感じる」と答えた人も53%に上り、既成政治・共和党主流派への怒りがトランプ氏への投票につながった。また、イスラム教徒の一時入国禁止についても、投票者の73%が賛成と回答しており、トランプ氏の過激な姿勢が受け入れられたとみられる。

     一方、ルビオ氏は、若手の地元有力上下両院議員や人気があるインド系女性知事のニッキー・ヘイリー知事(44)から直前に支持表明を取り付けて猛追し、2位につけた。出口調査では、直前に投票先を決めた人のうち3割がルビオ氏に投票したと答えており、こうした支持表明が後押しになったようだ。

     同じ主流派でフロリダ州を地盤とするジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)の撤退も追い風だ。ルビオ氏陣営の集会で開票速報を見守ったカート・アーノルドさん(52)は「非常に勢いが出てきた意味のある2位で、主張が似ているブッシュ氏の支持層の獲得も見込める」と語る。

     ルビオ氏は支持者を前に「今夜からは(指名争いは)3人の争いになる。そして候補指名を勝ち取るのは私たちだ」と語った。

     三つどもえの一角、保守強硬派のクルーズ氏は、トランプ氏に勝ったアイオワ州と同様、1万人規模のボランティアが戸別訪問などを繰り返す「どぶ板」選挙も展開したが、伸びなかった。キリスト教福音派を中核とした宗教票を軸に、地元テキサス州を含めた南部で先行しようという戦略は揺らぎつつある。

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