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シリア

爆発で87人死亡、ISテロか ホムスと首都近郊

シリアの首都ダマスカスとホムスの位置

 【ドーハ秋山信一】シリア中部ホムスで21日、2台の自動車爆弾が爆発し、在英民間組織「シリア人権観測所」によると、少なくとも57人が死亡、100人以上が負傷した。また、ダマスカス近郊でも同日、自動車爆弾を含む4回の爆発が起き、シリア国営テレビによると少なくとも30人が死亡、数十人が負傷した。ロイター通信は、いずれも過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したと伝えた。

     内戦が続くシリアでは停戦条件を巡る協議を米露などが進めており、各勢力は合意までに有利な状況を作ろうと一段と攻勢を強めている模様だ。

     同通信などによると、ホムスの爆発現場は中心部のザハラ地区で、アサド大統領と同じイスラム教アラウィ派が住民の大半を占める。ダマスカス近郊の爆発現場はイスラム教預言者ムハンマドの孫娘ゼイナブの廟(びょう)があるシーア派聖地のサイダ・ゼイナブ地区の宗教施設付近。

     また、先月末にはザハラ地区で20人以上、サイダ・ゼイナブ地区で70人以上が死亡する爆弾テロが起きており、いずれもISが犯行声明を出した。

     今回の2都市の爆発でもISが犯行声明を出したが、停戦合意を前に攻勢を強めるアサド政権側に報復した可能性がある。

     一方、アサド政権軍は21日、北部アレッポ東方で、ロシア軍の空爆支援を受けてISへの攻勢を強めた。シリア人権観測所によると、IS戦闘員50人が死亡した。

     シリア北部ではアサド政権軍やIS、反体制派、クルド人勢力が戦闘を続けている。

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