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起動試験を延期 原因特定できず

関西電力高浜原発の4号機(右)と3号機=福井県高浜町で2015年12月16日、本社ヘリから久保玲撮影

 関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)で放射性物質を含む1次系冷却水が漏れた問題で、関電は21日、この日始める予定だった再稼働に向けた「起動試験」を延期した。同日、原子力規制庁職員の立ち会いで水漏れの原因を調べたが、特定できなかった。関電は「原因が究明できるまで再稼働の予定については分からない」としており、日程に遅れが生じる可能性が高まっている。

 当初は、制御棒や弁などが正常に動くか確認する起動試験を21日から実施し、26日にも原子炉を試運転させて再稼働する見通しだった。通常は起動試験開始から原子炉の試運転まで5日程度かかる。

 水漏れは20日午後3時40分ごろ、原子炉補助建屋で出力調整用のホウ素の濃度を調節する設備から、水を1次系冷却水内に入れていた際に発生。水漏れは計約34リットルで、放射性物質が推定約6万ベクレル含まれていた。原子炉等規制法は、原発の放射線管理区域内で放射性物質を含む水が漏れた際、国へ報告する基準を370万ベクレル以上と定めている。

 高浜4号機は2011年7月に定期検査のため停止し、昨年2月に3号機(今年1月再稼働)とともに新規制基準に適合した。【村山豪、高橋一隆】

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