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町の自慢ネットで発信 市民ら記事作成

 ネット上の百科事典「ウィキペディア」に記事を掲載し、地域情報を国内外に発信しようと、市民参加型のイベント「ウィキペディアタウン橋本in高野口」(和歌山県橋本市、県情報化推進協議会主催)が、同市高野口町であった。市民や情報研究団体などの関係者ら約30人が参加し、町なかを探訪して郷土の偉人や地元が自慢できる建造物について調べ、記事を作成した。

 ウィキペディアは、「検証が可能」「中立な視点」などの規則を守れば誰でも自由に記事を書き換えたり、項目を追加したりして情報を共有できる。より自由なスタイルで手軽に地域情報を発信できるローカル版もある。

小田井用水と小田頭首工について説明を聞く参加者ら=和歌山県橋本市高野口町で、松野和生撮影

 イベント参加者らは、市観光ガイドの案内で約4キロのコースを歩き、▽新田開発を目的に造られた江戸期の農業用水路の一つ「小田井用水」跡▽小田井用水に紀の川から水を引き込むための構造物「小田頭首工」▽明治期に造られた木造3階建ての元旅館「葛城館」(国登録文化財)−−などを見て回り、担当者の説明を聞いた。

調査後はウィキペディアに掲載する記事を作成した=和歌山県橋本市・高野口地区公民館で、松野和生撮影

 調査を終えた参加者らは地区公民館に集まり、用水路を造った紀州藩の役人・大畑才蔵に関する図書文献を調べて記事を執筆。大畑が竹と木を使って考案した「水盛台」(水平測量器具)の仕組みなどを詳しく紹介し、「土木技術者としての才蔵」の記事項目を追加した。葛城館については、調査で撮影した約10枚を写真ギャラリーに加えた。

 葛城館について調べた和歌山市の会社員、中小路偵欣さん(45)は「専門知識がなくても簡単にできた。内容を充実できるよう続けていきたい」と話した。【松野和生】

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