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五月のぼり

健やかな成長願い 佐賀・小城で制作佳境

色とりどりの染料で勇壮な武者絵が描かれていく五月のぼり=佐賀県小城市で、和田大典撮影

 佐賀県小城市の城島旗染工(はたせんこう)(城島守洋社長)で、端午の節句に男子の健やかな成長を願って立てられる「五月のぼり」の制作が佳境を迎えている。

     長さ約7.5メートル、幅90センチの布に、人気の武者絵や竜などの絵柄を手作業で染めていく。1月の寒波で水道管が破裂し、染料を洗い落とすための水が止まって2日間作業を停止したが、復旧後、作業は急ピッチで進められている。

     工場で大量生産された安価な製品も普及するなか、色や図柄など客の細かい要望に応じる。色の濃淡をぼかして立体感を表現するなど「ふんわりとした深みのある絵が手染めの良さです」と城島社長。10年以上の経験を持つ女性スタッフたちが、慣れた筆さばきで武将たちの表情に息を吹き込んでいた。

     五月のぼりは九州など西日本で見られる風習。家紋や男子の名前を入れて、4月ごろからこいのぼりと一緒に立てられる。【和田大典】

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