メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

26日から上海で 金融政策での協調が課題

 日米欧と中国など新興国からなる主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が26、27日、中国・上海で開かれる。中国経済の減速などを背景に国際金融市場が揺れ動く中、市場の安定化に向けた対策が主な議題となる見通し。金融政策の方向性や財政状況は国によって異なり、どこまで協調姿勢を打ち出せるかが焦点だ。

     日本は麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁が出席する。

     世界経済は、中国の成長鈍化や原油安による資源国の景気悪化、米国の利上げに伴う新興国からの資本流出などを受け、成長に陰りが見えている。米国の景気や欧州の銀行業績への不安も加わり、先行きの見通しが悪化し、世界的な株安や為替相場の急な変動が目立っている。

     G20では、これらの課題を共有し、市場の不安を払拭(ふっしょく)する手立てを探る。具体的には、中国やブラジルなどの新興国から急激にお金が流出し、これらの国の通貨が値下がりして市場が混乱しているとして、国境をまたぐお金の行き来を制限するよう求める声が日本や欧州などにある。米国は、ドイツや中国など財政に余裕のある国に対して、財政出動を通じて内需を拡大するよう求める構えだ。

     中国に対して、過剰な生産設備や不良債権などの構造的な問題にどう対処するか、明確な青写真を示すよう迫る声も強まりそうだ。麻生氏は24日の国会答弁で「(設備などを)整理してくださいということが要望だ」と述べ、中国に直接、改革を促す考えを示した。議長国の中国の対応が注目を集めそうだ。

     一方、金融政策では欧州に続き日銀もマイナス金利を導入。米国は緩和から利上げにかじを切っており、方向性の違いは鮮明だ。米国は輸出競争力の強化を狙った通貨安への誘導を強くけん制しており、日本は政策意図について丁寧な説明を求められる可能性がある。

     これらに加え、成長戦略の実現に向けた投資促進策や税制、金融規制なども議論する見通しだ。【和田憲二、ワシントン清水憲司】

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. リオ五輪 選手村に不満噴出 豪は入村見送り抗議 
    2. ポケモンGO 自転車同士が衝突 操作中男児軽傷 札幌 
    3. 風知草 ほんものは誰だ?=山田孝男
    4. ポケモンGO ついに知事まで 愛知の大村氏「お願い」
    5. ポケモンGO レア求め、未明に100人超 大阪城公園

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]