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ブラジル人多い群馬・大泉 外国語で注意呼びかけ

 中南米を中心に感染症のジカ熱が流行しているのを受け、ブラジル人が多く住む群馬県大泉町は、ポルトガル語で注意を呼びかけている。母国に一時帰国して大泉に戻った後、体調が悪くなった場合は保健所に相談するよう勧めている。一方、注意喚起のあり方をめぐって、村山俊明町長は24日の定例記者会見で「住民不安をいたずらに招かないようにしたい」と話した。外国人集住都市ならではの苦労もあるようだ。【阿相久志】

 大泉町は1月末現在の人口4万1239人のうち外国人が16%の6755人。うち4013人をブラジル人が占める。外国人住民の出身地は54カ国にわたる。

 今回のジカ熱では、町多文化共生コミュニティセンターのホームページや25日発行の広報紙「ガラッパ」2月号など、ポルトガル語の媒体で注意喚起した。村山町長は「ほかの国での違う感染症も想定し、いろいろなシミュレーションを考えておかないといけない。行政や医療機関が多言語化にどこまで対応できるか不安」と懸念する。

 町の公立小・中学校7校すべてに日本語学級があるものの、日本語指導助手はポルトガル語、スペイン語への対応が主で、他の言語は学校ごとの努力に委ねられている。村山町長は「いろいろな国の子どもたちがいる中で教育が一番不安だ」と胸の内を明かす。

 外国人住民対象の感染症予防や、地域住民とのコミュニケーションに必要な日本語能力習得など、多岐にわたる課題を市町村の力で解決するのは至難の業。村山町長は、政府が外国人施策を統括する「外国人庁」を設置する必要性を改めて強調した。

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