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リレー方式で 22年春、暫定開業

九州新幹線長崎ルート暫定開業案

JR九州提案 博多−武雄温泉間を在来線の特急で

 九州新幹線長崎ルート(博多−長崎)の整備に関する与党検討委員会が、武雄温泉駅(佐賀県)で在来線特急と新幹線を乗り換える「リレー方式」を採用し、2022年度までに開業させる方向で検討していることが、関係者への取材で分かった。検討委は、長崎、佐賀両県の意向を反映させて3月までに与党案をまとめる方針だ。

 長崎ルートは、博多−新鳥栖間はフル規格の鹿児島ルートを使用し、武雄温泉までは在来線を活用、武雄温泉−長崎間はフル規格の新線を建設する計画だった。しかし、車輪の幅を変えて新幹線と在来線の両方を走るフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)は、走行試験で車軸付近にひびや摩耗が見つかるなどして開発が難航している。国はすべての列車をFGTで運行する場合の全面開業について、25年春以降になると示していた。

 JR九州(福岡市)が今月24日に与党検討委で示したリレー方式案は、博多−武雄温泉間を在来線の特急で、武雄温泉−長崎間を新幹線車両で運行することを想定している。同社は「武雄温泉−長崎間に整備されたインフラ(新幹線)は早期に供用される必要がある」と説明し、リレー方式での暫定開業がのぞましいとする姿勢を強調した。さらに「全列車をFGTで運行するまでは、武雄温泉駅で乗り換えることになるが、円滑に実現したい」として、乗客の利便性にも最大限配慮する方針も示した。

 博多−長崎間の所要時間は、現行の特急で最速1時間48分。FGTは1時間20分で、28分の時間短縮を見込んでいた。リレー方式は、武雄温泉駅での乗り換えに時間がかかるため、FGTより時間短縮効果は限られるとみられる。【小畑英介、神崎修一】

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