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「特需」効果、早くも…開業まで1カ月

試乗会で歓迎ムードを高める商工会関係者や新幹線のマスコットキャラクター=北海道北斗市の新函館北斗駅で、手塚耕一郎撮影

 3月26日の北海道新幹線(新青森−新函館北斗)開業まであと1カ月。北海道の玄関口となる函館市周辺は開業日以降のホテル予約が相次ぐなど早くも開業効果が表れており、関係者は「観光業界にとどまらず、広範な業界に効果が広がっている」とえびす顔だ。一方、終着駅から通過駅となる青森側は「観光客を奪われる」と危機感を強めている。

    ホテル予約、特産品販売好調

     北海道は3月末、冬の観光シーズン終盤を迎え、ホテルなどは閑散期となる。函館ホテル旅館協同組合によると、同組合加盟の32施設(約2500室)は3月末、例年ならば稼働率30〜50%だが、今年は満室となっている。同組合の遠藤浩司理事長は「この時期に満室とは考えられない」とうれしい悲鳴を上げる。春の大型連休もほぼ満室になっており、「多くの観光客が期待できる」と笑顔を見せる。

     他自治体の観光名所周辺も「新幹線特需」に沸く。七飯町の観光名所「大沼公園」近くの函館大沼プリンスホテルも開業日前後は予約が相次ぎ、例年は地元客の多い4〜6月も道外からの予約客が増加。担当者は「これまでより予約の動きが早い。新幹線の開業効果を一過性にしないよう、万全な準備をしたい」とリピーター獲得を目指す。

     「函館」のメディア露出が増え、観光業以外にも効果が表れている。函館市産業振興課によると、2015年度は全国のスーパー8社が計15回の函館関連フェアを実施。この結果、市特産のイカの塩辛やイカ飯などの売り上げが伸びているのだ。

     3月下旬にはイオングループが全国511店舗でフェアを行い、4月には東京などの百貨店が物産展を開催する。

     同課の柏弘樹課長は「こんなところにも効果があるとは思わなかった。さらに効果が広がれば、商業都市として復活できる」と街の活性化を期待した。【遠藤修平、小川祐希】

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