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時速40キロで走行か 近隣車カメラに映像

タクシーのドライブレコーダーに記録されていた事故の瞬間の映像。中央左が暴走し通行人をはねた乗用車

タクシーのドライブレコーダーに暴走車の様子捉える

 大阪・梅田の繁華街で乗用車が暴走し、通行人ら11人が死傷した事故で、現場近くで信号待ちをしていたタクシーのドライブレコーダーが、暴走車が交差点に突っ込む様子を捉えていた。大阪府警は映像を押収した。府警はこの映像や車の破損状況などから、時速約40キロで走行していた疑いがあるとみて速度分析を進めている。

 亡くなったビル管理会社経営の大橋篤さん(51)が運転していた車は25日昼、交差点西側の路肩から東に急発進し、多数の通行人をはねながら大阪新阪急ホテル前の歩道の花壇に衝突して止まった。大橋さんはこの直前、心臓付近の血管が裂ける大動脈解離を発症し、意識を失ったまま運転していた可能性が高い。

 事故の様子を捉えていたタクシーは交差点で、信号待ちのため南向きに停車していた。

 毎日新聞が入手した映像によると、午後0時34分、大勢の通行人がスクランブル交差点を行き交う中、車が右から速度を上げて進入。交差点に差し掛かった瞬間、「ボン、ボン」と計4回の衝突音が聞こえ、複数の人がひかれる様子が記録されていた。悲鳴も聞こえる。

 車は速度を落とさずにホテル前の歩道に向かって直進。車が交差点を抜けた辺りで映像から消えると、通行人が路上に倒れた人に駆け寄ったり、ぼうぜんと立ち尽くしたりする姿も映っていた。

 一方、捜査関係者によると、花壇に衝突して止まった車の前部はバンパーがへこむ程度で、車体の破損が比較的少なかった。こうした破損状況やドライブレコーダー映像などを分析した結果、車は時速約40キロで走行していた疑いが強まったという。

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