大相撲初場所で初優勝を果たした大関・琴奨菊関(32)=本名・菊次(きくつぎ)一弘、佐渡ケ嶽部屋=が出身地、福岡県柳川市の旧柳川藩主立花邸「御花(おはな)」で27日、結婚披露宴を開いた。多くの市民らが妻祐未(ゆみ)さん(29)との門出を祝った。
披露宴は午前、午後の2回で、出席予定は約600人。午前の部は午前11時から大広間で始まった。媒酌人を務める元自民党幹事長、古賀誠氏のあいさつの後、後援会長の立花寛茂氏ら関係者がお祝いを述べ、西原親(ちかし)・福岡県みやま市長の音頭で乾杯した。
琴奨菊関を長く地元で支えた顔なじみの人たちに囲まれた祝いの席とあって、古里らしい和やかな雰囲気で宴が進んだ。琴奨菊関と祐未さんは、出席者から次々と祝福の言葉をかけられ、終始にこやかに応じていた。
3月5日には、掘割を進む「どんこ舟」での水上パレードと優勝報告会が柳川市で開かれる。【井上和也】