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新種と確認 鳥への進化解明に期待 福井

フクイベナートル・パラドクサスの生体復元模型(荒木一成氏作成)=福井県庁で2016年2月26日、村山豪撮影

 福井県立恐竜博物館は26日、同県勝山市にある白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層「手取(てとり)層群北谷層」で2007年に見つかった小型恐竜の化石が新種と確認されたと発表した。恐竜から鳥類へと進化が始まった初期段階に当たる種といい、進化の過程や生態の解明につながる成果としている。

     調査にあたった東洋一特別館長らは学名を「フクイベナートル・パラドクサス」と命名。論文が英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に掲載された。新種恐竜の認定は国内7例目で、うち5例の化石が福井県で発見された。

     今回の化石は約160点あり、獣脚類(二足歩行恐竜)1頭の約7割分とみられる。骨格から全長2.45メートル、体重25キロの成長途中と推定。前脚は3本指といった特徴から、小型が多く、恐竜で羽毛を初めて獲得したとされるコエルロサウルス類に分類した。

     頭骨化石を基に、聴力や平衡感覚をつかさどる器官(内耳)から脳にかけての構造を復元したところ、ほぼ鳥類のものへと進化した部分とそうでない部分が混在。肩甲骨や大腿(だいたい)骨の形は、コエルロサウルス類の中でも最も原始的なマニラプトル形類に似ていた。頸椎(けいつい)が11個以上と首が長く、円すい型の歯を持っていたという。

     化石は27日から同館で展示される。【村山豪】

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