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吐いた息は霜に 北海道・陸別

氷点下26度で勢いよくまかれたお湯。爆発するかのように一瞬で蒸発し、一部は氷に変わって落ちていった=北海道陸別町で2016年2月7日、手塚耕一郎撮影

 吐いた息が霜となり、まつげに張り付く。7日午前7時前、「日本一寒い町」として知られる北海道陸別町の気温は氷点下26.9度まで下がった。外気に触れている鼻や頬がひりひりと痛む。空に向けてお湯をまくと、一瞬で蒸発して雲のようになった。

     極寒を楽しんでもらおうと、陸別町は1982年、「しばれフェスティバル」をスタート。最も冷え込む2月に行っており、今年は同6〜7日に開催した。計1万2000人が来場し、氷のかまくらに宿泊するメインイベントの「人間耐寒テスト」には282人が参加した。

     浜田正志実行委員長は7日朝、「みなさんは今、日本一寒い所にいます」と耐寒テストをクリアした参加者らにあいさつ。友人と参加した千葉県市川市の看護師、石野響子さん(33)は「寒くて何度も起きたけれど、火を囲み、皆で気さくに話し合えて、思っていたより楽しかった」。

    しばれフェスティバルで、人間耐寒テストに参加して朝を迎えた人たち=北海道陸別町で2016年2月7日午前7時1分、手塚耕一郎撮影

     町は2009年、ツイッターで情報発信を始めた。フォロワー数は現在、1万人を超え、町の人口(約2500人)の4倍以上に達する。町民課の広報担当、本間希(のぞむ)さん(43)が「人口減少は止められなくても、交流人口を増やしたい」と町の魅力を書き込む。

     浜田実行委員長は「ここでしかできない体験が魅力。『寒いね』は、ここでは褒め言葉なんです」と笑う。寒さを逆手に取った逆転の発想で、これからも町の活性化を目指していく。【手塚耕一郎】

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