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赤信号、意識失い進入か

 大阪・梅田の繁華街で乗用車が暴走し、通行人ら11人が死傷した事故で、車は事故直前にいったん路肩に停車した後、ハザードランプを点滅させたまま急発進し、交差点に進入していたことが捜査関係者への取材で分かった。その際、交差点は赤信号だったことも判明。運転していた男性は心臓付近の血管が裂ける大動脈解離を発症していたとされ、大阪府警は意識を失ったまま暴走を始めたとの見方を強めている。

 車を運転し死亡したのは、ビル管理会社経営の大橋篤さん(51)。捜査関係者によると、車は交差点の手前の西約80メートルの路肩に停車した。約70秒後に急発進したが、ハザードランプは点滅したままだった。

 その直後、暴走した車は、歩車分離式のスクランブル交差点などで次々と人をはねた。事故の様子は、北側で信号待ちをしていたタクシーのドライブレコーダーに記録されていた。府警はタクシー会社から提出を受けた映像などから、当時の信号は車から見て赤だったとしている。

 この事故では通行人の園尾(そのお)幸治さん(65)=大阪府寝屋川市=も死亡。大阪府高槻市の女性(28)は意識不明の状態が続いている。

 一方、大橋さんの通夜が27日夜、奈良市内の斎場で営まれた。出席者によると、親族や教員時代の教え子らが参列した。

 大橋さんと幼なじみの男性(53)は「体調の急変は思いもよらないことだったと思うが、結果的に多くの人を事故に巻き込んでしまった。大橋さんの家族に掛ける言葉がない」と涙を流した。

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