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感染力、デング熱並み…東大チーム推計

ジカ熱の流行を受けて始まった入国者への注意喚起=成田空港で2016年2月15日午前10時9分、山本晋撮影

 蚊が媒介する感染症のジカ熱が過去に南太平洋で流行した際、患者1人から感染した人数は1.8〜5.8人だったとの試算を、西浦博・東京大准教授(理論疫学)のチームがまとめた。数値が1以上だと流行が広がるとされ、同じく蚊が媒介するデング熱の過去の推計(1〜4)に近い感染力だった。国際感染症学会誌電子版に29日発表した。

 ウイルスを媒介する蚊が常に活動している南太平洋と日本では、気象条件や蚊の種類、蚊に刺される頻度などが異なるが、西浦准教授は「国内でも夏場、蚊が多い地域では感染が大きく広がる恐れがある」として対策を求めている。

 チームは過去2回の流行時に現地政府などが調べたデータから、1人の患者が平均何人にうつすかを示す指標「基本再生産数」を計算。ミクロネシア連邦・ヤップ島(2007年)では4.3〜5.8、フランス領ポリネシア(13〜14年)では1.8〜2.0と算出した。

 中南米を中心に続く今回の流行では性行為での感染の疑いが報告されているが、この試算には含まれていない。【千葉紀和】

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