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停戦、形式上維持 空爆や散発的戦闘続く

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアで28日、アサド政権と反体制派との一時停戦が2日目に入った。各地で散発的な戦闘や政権側によるとみられる空爆が続き、反体制派は「政権側による停戦違反があった」として国連に調査を求めた。一時停戦は形式上維持されているが、先行きは不透明だ。

     戦況の情報を収集している在英民間組織「シリア人権観測所」や反体制活動家によると、北部アレッポ県、中部ハマ県、北西部ラタキア県などで28日、政権側と反体制派の戦闘が起きた。

     アレッポ県やハマ県の反体制派支配地域では空爆も実施された。攻撃主体は不明だが、反体制派は政府軍やロシア軍の関与を疑っている。ロシア軍は停戦初日の27日には空爆を停止していたが、28日に再開した可能性がある。

     反体制派の主要政治組織「シリア国民連合」は「少なくとも15地域で政権側による停戦違反があった」と主張し、国連に調査を求めた。

     一方、停戦対象外の過激派組織「イスラム国」(IS)を巡る戦闘も続いている。ISは27日に北部ラッカ県のトルコ国境付近でクルド人勢力を攻撃し、クルド人を支援する米軍主導の有志国連合が空爆で反撃した。

     人権観測所によると、停戦初日の27日の戦闘や空爆、テロによる死者は少なくとも183人に上った。一時停戦で戦闘が止まった地域もあるが、全土での死者数は停戦前とほぼ同じ水準だ。

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