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過去最高の1320羽を確認

餌を求めて給餌場に集まるタンチョウ=北海道鶴居村下雪裡の鶴見台で、近藤卓資撮影

 北海道は29日、国の特別天然記念物となっているタンチョウの2015年度2回目の越冬分布調査で、過去最高の1320羽を確認したと発表した。5年連続で1000羽台に達し、生息数の増加傾向を裏付けた。

     今回の調査は1月25日に釧路地方を中心に25市町村150カ所で実施し、成鳥1152羽、幼鳥123羽、不明10羽、飼育個体35羽を確認した。昨年より133羽増えた。自治体別では鶴居村が642羽で最も多く、釧路市375羽、標茶町177羽の順で、96・7%が釧路地方に集中していた。

     一方、集中傾向にあった釧路市阿寒、鶴居村下雪裡(せつり)、中雪裡にある3大給餌場での確認数は約4割も減った。昨年10月の暴風雨で周辺のデントコーン(飼料用トウモロコシ)畑がなぎ倒され、刈り取られなかったために畑への飛来が増えたとみられる。

     越冬分布調査は1952年に始まり、89年度からは2回実施。担当した正富(まさとみ)宏之・専修大道短大名誉教授は「順調に増えて最多になったのは喜ばしいが、分布の広がりが正確に把握できなかったのは課題だ」とコメントした。【近藤卓資】

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