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作業員、設定線量の上限超える被ばく

 東京電力は29日、福島第1原発への地下水流入を防ぐため建屋周辺の土壌を凍らせる「凍土遮水壁」の工事で、30代の男性作業員が東電が設定した年間の被ばく線量の上限40ミリシーベルトを超える43.2ミリシーベルトの被ばくをしたと発表した。男性は、2014年12月から凍土遮水壁工事で配管敷設などの作業に従事。15年4月から今年2月の工事終了時までの積算線量が上限値を超えた。

     国は原発作業員の被ばく限度を年間50ミリシーベルトと定めるが、水素爆発などを起こした原子炉建屋に近い凍土遮水壁の工事は放射線量が特に高いため、東電はこの工事について独自の作業員の上限被ばく線量を定めていた。

     東電は「40ミリシーベルトに近くなった時点で作業から外すべきだった。なぜそれができなかったのかを調査する」と説明した。【久野華代】

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