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医療事故対応、地域連携ネット発足

 藤田保健衛生大(愛知県豊明市)は1日、地域の医療機関で起きた医療事故などに連携して対応するため「藤田あんしんネットワーク」を発足した。国内最大規模の病床数がある大学病院の経験や事故対応ノウハウを、地元医療機関と共有することで、地域の医療安全管理の向上を目指す。同大によると、大学によるこうしたシステムの構築は全国初。

     昨年10月、予期せぬ死亡事故が起きた全医療機関に院内調査と第三者機関への届け出、報告を義務づける「医療事故調査制度」が始まったことを受けての取り組み。クリニックや助産院も対象だが、一般の医療機関は院内調査のノウハウを持ち合わせていないことが多く、それが事故かどうかの判断すら難しいという課題がある。

     藤田保健衛生大病院の年間手術件数は1万2000に上り、医療の安全管理体制も充実している。あんしんネットワークは、地域の病院などから事故や院内感染などについて広く相談を受け付ける。また事故が起きた場合、現場保存などの初期対応をサポートしたり、事故調査委の運営に協力したりする。安全管理研修も開催、医師会などとも協力する。同日、参加施設の募集も始め、最終的には100機関程度によるネットワークを想定する。

     記者会見した杉岡篤副学長は「地域全体の医療安全に貢献したい」と述べた。東名古屋医師会の牧靖典副会長は「患者、住民にとっても安心の基となる組織になれば」と期待した。【町田結子】

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