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「申し訳ない、サンマ混ぜました」銚子の加工会社

「サバが不足した時、代わりに…」 300万缶出荷

 千葉県銚子市の水産加工会社「信田(しだ)缶詰」(北島芳紀社長)が、2014年に製造した輸出用のサバの缶詰約300万缶にサンマを混ぜて出荷していたことが分かった。原料にサンマと表示せず、同社は「サバが不足した時、代わりにサンマを使ってしまった。申し訳ない」としている。

 同社によると、サンマを混ぜたのは、「MADKHANAH(マドカナー)」の名称でイエメンなどの中東向けに輸出しているサバの油漬け缶詰(1缶95グラム)。国内に流通していない。魚肉をフレーク状にしたもので、見た目や味でサンマとサバを区別することは難しいという。

 同社は1905年創業で、原油高騰などに伴う経営難から2009年に民事再生法適用を申請。再生手続き終了後の昨年8月、長野市の食品卸売会社「マルイチ産商」が同社を子会社化する際、サンマを混入しているとの内部通報があり発覚した。14年に製造した約1600万缶のうち約300万缶に混ぜていたといい、中身の半分以上がサンマの缶詰もあったという。15年製造分に混入はなかったとしている。13年以前については、調査しておらず、分からないと説明している。

 信田缶詰は約30年前から中東向けに輸出しており、過去には許可を得てサンマを原料として表示もサンマに変更していたため、「混ぜても差し支えないという安易な気持ちがあった」と釈明。商社を通じて出荷先の企業に謝罪し、クレーム金を支払うことで和解したという。前社長の降格などの社内処分も行った。北島社長は「再発防止のため、十分な量の冷凍サバ原料を確保することを経営の基本方針にした。コンプライアンス順守に万全を期したい」とのコメントを出した。【金森崇之】

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