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初の駅弁売店オープン パリ・リヨン駅

リヨン駅構内にできた売店で駅弁を購入するフランス人客ら=パリ市内で2016年3月1日、野村房代撮影

 【パリ野村房代】パリにあるフランス国鉄のリヨン駅構内に1日、同国内で初の駅弁売店がオープンした。JR東日本の駅弁販売を請け負う日本レストランエンタプライズ(NRE)が開業した。4月30日までの2カ月間、幕の内弁当や助六ずしなど5種類を販売する。箸も提供する。価格は8〜15ユーロ(約980〜1850円)。

     フランスでは健康面と節約の観点から日本式の弁当が「BENTO」として人気だ。売店は昨年12月に開業予定だったが、同11月のパリ同時多発テロで延期になっていた。

     弁当は駅弁専門の調理師が技術指導し、現地で製造している。ご飯とおかずを一緒に食べる習慣がないフランス人向けに、味付けを薄くするなど工夫したという。オープンに先立つ式典で、NREの浅井克巳社長は「130年の歴史があり、日本国内に2000種類以上ある駅弁は日本に深く根付いた食文化。伝統を生かしつつ、フランス人の食の好みも意識した」とあいさつした。

     同駅は長距離を走る高速鉄道「TGV」の発着駅。ミカエル・ラノワ副駅長は「一つの箱に彩り豊かな料理が詰め込まれているのが美しい。1日約10万人が利用するシンボル駅に置くことで日本の素晴らしい食文化を広められれば」と話した。

     オープン前から列に並んでいたネイマ・ライブさん(35)は「BENTOという言葉は定着しつつある。本物の日本の味を知りたくて買いに来た」と話した。

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