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人気シリーズさらに進化 障害物自ら回避

ドローンの新作「Phantom4」を披露するDJI JAPANの呉稲代表取締役=2016年3月3日、中嶋真希撮影

 全地球測位システム(GPS)を使って自律飛行する小型無人航空機「ドローン」が、さらなる進化を遂げている。中国の大手メーカー「DJI」は3日、人気シリーズの新作「Phantom4」の発表会を東京・六本木で開催。センサーで自ら障害物を回避する機能などを搭載し、これまで以上に手軽に空撮が楽しめる仕様になった。税込み18万9000円で、15日からDJIのオンラインストアとアップルストアで先行発売され、4月1日に一般発売される。

 ドローンは、空撮や測量、建物の点検などで活用が進んでいる。一方、思い通りに操縦するには高い技術が必要で、広く普及し始めた昨年は事故も多かった。Phantom4も使いこなすには練習を積まなければならないが、光学センサーが障害物を感知して自ら衝突を回避する機能が搭載されたことで、ドローンがぶつかって落ちてしまう危険性が減り、より安全に飛ばせるようになった。

 また、被写体を追いかけて空撮するのも簡単になった。スマートフォンやタブレットに入れた専用アプリで、撮影したい被写体をタップすると、ドローンがGPSを使わずに追いかける機能を搭載。自転車やボートに乗って移動する被写体をドローンが追跡し、常にカメラの中央部に捉えることで、スポーツや動物の撮影がぐっと楽になる。操作に熟練した上級者向けに、機体を45度傾けて時速72kmで飛行する「スポーツモード」も、新たに設けた。

 ただし、ドローンはどこでも自由に飛ばせるわけではなく、注意が必要だ。昨年12月10日、ドローンの飛行ルールを定めた改正航空法が施行され、主要都市の市街地や空港近くで飛行させるには国土交通省の許可が必要になった。飛ばしたい場所が人口集中地区に該当するかどうかを確認する方法や、飛行のルールについては、国交省のサイトで確認できる。【中嶋真希】

中嶋真希

2006年毎日新聞社入社。静岡支局、毎日小学生新聞などを経て15年10月からデジタルメディア局。東日本大震災の影響で統廃合した宮城県石巻市の小学校や、性的少数者、障害者の社会進出などについて取材を続けている。共著書に「震災以降 終わらない3・11-3年目の報告」(三一書房)がある。

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