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「トランプ降ろし」激化 ロムニー氏再出馬?

共和、穏健・保守強硬派が共闘

 【ワシントン及川正也】米大統領選指名争いで共和党の「アウトサイダー」、実業家ドナルド・トランプ氏(69)が序盤の最大決戦「スーパーチューズデー」を制したことを受け、2日から本格的な「トランプ降ろし」が始まった。共和党議員やメディア、政治資金団体、ネオコン(新保守主義派)は総反撃に打って出る構えで、2012年の大統領候補ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事(68)を担ぎ出す動きもある。

 「クルーズ上院議員とは同じ党だが、トランプ氏は侵入者だ」。共和党穏健派のグラム上院議員は米メディアにこう語り、トランプ氏の指名阻止のためなら普段はそりが合わない保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)支持も辞さない考えを示した。共和党内では最近「トランプ氏以外ならだれでもいい」が合言葉になりつつある。

 米紙ニューヨーク・タイムズの予測によると、トランプ氏がいまの勢いで勝ち続けた場合、5月中には指名に必要な代議員1237人を確保できる見通し。一方、2位を争っているクルーズ氏かマルコ・ルビオ上院議員(44)のどちらかに反トランプ候補を一本化すれば、6月初旬までにトランプ氏を突き放せるという。

 「反トランプ」色を強める米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは社説で、ルビオ氏への一本化を提案。ワシントン・ポストもトランプ氏には大統領の資質がないと断じ、共和党に対応を求める異例の展開になっている。

 トランプ氏がイラク戦争を「屈辱的失敗」とし、ロシアのプーチン大統領をたたえていることについて、ブッシュ前政権当時のネオコンで知られるエリオット・コーエン氏は2日、米誌に「(トランプ氏が大統領になれば)米外交は惨事になる」と批判した。共和党の政治資金団体(PAC)にも、トランプ氏に対する中傷宣伝の資金が集まっている。

 ただ、「2位・3位連合」の一本化調整は難航している。共和党内には「トランプ氏が指名されれば、本選では民主党で有力なクリントン前国務長官に票が流れ、政権奪還の道が閉ざされる」といった悲鳴が後を絶たない。

 ここにきて「奥の手」として浮上しているのが、保守穏健派で知名度が高いロムニー氏の「再登板」だ。同氏は3日にユタ州で演説する。他候補への支持表明や自身の出馬表明はしないが、「反トランプ」を鮮明にする方針という。ユタ州選出のハッチ上院議員は、党内の混乱が続いた場合、ロムニー氏の再出馬も「ありうる」と米CNNに語っている。

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