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調書「圧迫されて署名」…被告、無罪主張

 栃木県日光市(旧今市市)で2005年に小学1年女児(当時7歳)を連れ去って殺害したとして殺人罪に問われた勝又(かつまた)拓哉被告(33)の裁判員裁判は3日、宇都宮地裁(松原里美裁判長)で被告人質問があった。勝又被告は「(殺した事実は)ありません」と無罪を主張し、さらに、女児とは会ったことも話したこともないと述べた。

 勝又被告は、殺害を認める調書にサインしている。弁護人の「なぜサインしたのか」との質問に、「検察官に『君、人を殺したことあるでしょ』とずっと圧迫され、パニックになった。訳も分からずサインした」と説明した。

 一方、殺人容疑で逮捕される前に母親へ宛てた手紙で「自分で引き起こした事件で、お母さんやみんなに迷惑をかけて本当にごめんなさい」などと書いたことについて、勝又被告は「(いったん書いた手紙を)看守に言われるがままに書き直した」と説明。殺害を認めたのではなく「殺人を認める調書にサインしてしまい、みんなに迷惑をかけたことを謝罪した」と述べた。

 この日は検察側の証人として法医学者の池田典昭九州大大学院教授が出廷。遺体の首に残っていた傷について、スタンガンによるものとみられると証言した。また、被告が所持していたとみられるスタンガンとも「矛盾しない」と述べた。【野口麗子、田中友梨】

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