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「お前も殺すと脅され」無職少年が供述

 川崎市の多摩川河川敷で昨年2月、中学1年の上村(うえむら)遼太さん(当時13歳)を仲間2人と共謀して死なせたとして、傷害致死罪に問われた無職少年(18)=事件当時17歳=は3日、横浜地裁(近藤宏子裁判長)の裁判員裁判で、リーダー格の少年(19)=懲役9年以上13年以下が確定=について「一緒に遊んでいなかったら(自分は)法廷にいなかったと思う」と述べた。検察側の被告人質問に答えた。

     検察側は、無職少年がリーダー格の少年らと占有離脱物横領事件などに関与し、殺害事件の約4カ月前の2014年10月に保護観察処分を受けていたと説明した。処分の順守事項の中に、リーダー格の少年らと一切接触しないことなどが含まれていたと指摘した。

     しかし、無職少年は同月中旬から下旬以降、再びリーダー格の少年と接触するようになり、殺害事件直前の15年2月19日夜も一緒に飲食した。「ばれなければいいと思って遊んでしまった。守っていたら法廷にいなかったと思う」と釈明した。

     また、弁護側の被告人質問に「リーダー格の少年から『おまえも(カッターナイフで)切れ』と言われ、断り続けると馬乗りになられてナイフを突きつけられ『お前も殺すぞ』と脅された。狂っていると思い、やらないと自分がやられると感じた」と説明した。

     その上で「自分の考えの足りなさから事件を起こし、上村さんを助けられず申し訳ない。毎日謝り続けたい。自分の罪は一生消えない」と謝罪した。

     証人として出廷したフィリピン出身の母親は「(事件に関与した少年らと)『絶対に会わないで』と伝えた。私が働いており、息子と話し合う時間が足りなかったのか」と涙ながらに語った。無職少年は「母親がよく使うタガログ語は一部しか分からず、受け流していた」と述べた。【松浦吉剛、水戸健一、福永方人】

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