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外事大事

米中のニューノーマル=坂東賢治

右上から時計回りにケリー国務長官、蔡英文主席、朴槿恵・韓国大統領、王毅外相。写真はAP=コラージュ・日比野英志

 「米中関係は複雑で多元的だ。関係発展には足し算と引き算が必要だ」。2月下旬、訪米した中国の王毅(おうき)外相がケリー米国務長官との共同記者会見で答えた。足し算は協力を増やし、引き算は対立を減らすことだ。協力と対立の併存を前提にそれをどう管理していくかがカギという意味だろう。

 米側の認識もそう変わらない。ケリー長官も違いを建設的に管理し、相互利益につながる問題で協力することを対中政策の2本柱に挙げる。過去との違いは双方が対立を隠さなくなったことだ。ケリー長官は「見解の相違ということで納得はしない」と強調する。特に中国の海洋進出やサイバーセキュリティー問題では厳しい言葉で中国批判を続けている。

 言葉の争いだけを見ていると、対立が際立つように思えるが、協力の側面を忘れたわけではない。米中外相会…

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