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NYで追悼集会 被災者初参加、支援に感謝

宮城県石巻市の雄勝小の児童らが制作した木版画「希望の船」が展示された壇上で、被災地支援を呼びかけるジョイス・グロスバードさん=米ニューヨークの教会で2016年3月6日、草野和彦撮影

 【ニューヨーク草野和彦】発生から5年を迎える東日本大震災の犠牲者を追悼し、被災地を支援する式典「TOGETHER FOR 3・11」が6日、米ニューヨークの教会で催された。在留邦人などを中心とする支援組織が毎年開いており、約430人の市民らが参加した。

     今年は初めて日本から被災者が招待され、岩手県陸前高田市の「酔仙酒造」の金野連(つらね)社長(55)が出席した。同社の社屋は津波で壊滅し、従業員7人が死亡。だが震災翌年の2012年8月には同県大船渡市に建設した工場で醸造を再開し、14年には米国向け純米酒「岩手の希望 KIBO」の出荷も始めたという。

     自社のはっぴを着てスピーチした金野社長は「世界中からの支援、地元の期待、伝統的な日本酒復権(への誓い)が今の酔仙の原動力になっている」と感謝の気持ちを語った。

     会場には、宮城県石巻市の雄勝小の児童らが心のケアの一環として、被災体験を表現するために共同制作した木版画「希望の船」が展示された。中央には大きな船に乗り込んだ子供たちが描かれていた。

     現地を訪れ、雄勝小との交流を続けるニュージャージー州の心理カウンセラー、ジョイス・グロスバードさん(71)は式典で「東北の子供たちに希望を届ける取り組みに参加しましょう。私たちは被災地のことを忘れない」とあいさつした。

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